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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2021.07.28
7年も愛媛大学に居ます。

下岡 和也

●大学院理工学研究科(理学系)(令和3年度入学)
●愛媛県立松山東高等学校

 私は高校時代に家が近いという理由から愛媛大学を選びました。一方で、適当に進路決定したにも関わらず、学部・修士・博士の7年間に亘り愛媛大学で過ごしているのは、地学コース分野が充実していると感じるからです。山や海など地形の変化に富む愛媛だからこそ、実習では気軽に自然に触れることができます。例えば、学部3年生の時には、選択する分野によって、松山市近郊の地質調査や近海での海洋実習を行います。他大学の地学徒と話す機会がありますが、愛媛大学地学コースで行っている「地(船縁)に足のついた」実習授業は、他の大学ではそうそう味わえないものだと確信しています。

 学部生生活で一番印象に残っているのは、学部4年生の卒業論文執筆です。朝から晩まで研究室に篭って研究していた…訳ではなく、研究室の同期たちとトランプなどをやり続け、息抜きのように本気で論文執筆をしていました(事前にちゃんとデータは集めていた)。いつ寝ていたのかすら分からない、かなり壮絶で濃密な時間だったように記憶しています。同期たちが卒業してから3年経ちますが、同じ釜の飯を食い(某外食チェーン店)、研究と遊びに本気を出し合った彼らとは一生の友であり続けると思います。

 私は深成岩岩石学の研究者を目指しています。今後は世界中の地質岩石を見て、深成岩が一体どのようにしてできたのかを解明していきたいと思っています。

 大学で行う科学はどの分野も高校までのそれとは一味違います。受動(授業)から能動(研究)へと変化し、教員すら分からないことを自分が知ってしまったということも少なくありません。全貌の見えない巨石もひたすら割っていけば、いつか崩すことができます。「わからない」ことを明らかにするために、ただひたすらに手を動かし、思考することができる、そんな皆さんと愛媛大学でご一緒できるのを楽しみにしています!

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