未来の愛大生へ

2021.08.03
◯◯を科学する楽しさを知ってほしい

竹下 浩子 准教授

●教育学部
●家庭科教育

皆さんは、家庭科にどんなイメージを持っていますか?調理実習、裁縫・ミシン、女子の教科のイメージが強いなど、色々と挙げられると思います。しかし、高校までに習った家庭科のイメージを持って大学の家庭科教育に触れるとその違いに驚くと思います。

私は、教育学部で家庭科教育を専門としています。学問には、自然科学、人文科学、社会科学などがありますが、大学の家庭科教育は生活科学を中心とした学問です。科学というと、常に最新の知識と技術を追い求め、何か新しいものを創り出す感じがしますが、生活科学は私たちが普段、何気なく暮らしている日常生活を対象としています。当たり前に暮らしている日常生活を科学というレンズを通して見ると、今まで見ようとしなかった世界が見えたり、思いもよらない現実が目の前に広がったり、自分の価値観が変わったという瞬間に出会います。

かく言う私も、大学へ入学するまでは「家庭科を勉強したら、将来、結婚した時に何かの役に立つかも。」ぐらいに考えていました。しかし、家庭科教育を学べば学ぶほど家庭科に対するイメージが180°変わることが非常に楽しく、当たり前が当たり前でなくなる大学の家庭科教育の面白さをもっとたくさんの人に伝えたいという気になり、現在に至っています。

大学では科学を大事にします。物事を一つの側面だけで捉えたり、私たちが見えているものだけを信じたりするのではなく、科学というレンズを使って、自分の世界観を広げて欲しいと思います。大学で◯◯を科学する楽しさに触れるために、まずは〇〇を探してみましょう。

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