留学生対象の日本語の授業と、就職活動につながる留学生と日本人学生の協同学習を中心とした「グローバル人材育成のためのプログラム」の運営を担当しています。今年、愛媛大学には海外の30の国・地域からの186人の留学生がいて、同じキャンパスで、また海外からオンラインで皆さんと一緒に学んでいます（令和3年5月）。

　日本語の授業では日本人をゲストに迎えて、留学生にとって外国語である日本語を駆使してインタビューを行います。日本人学生にもゲストになってもらって、留学生が疑問に思っている日本社会の常識や日本人の行動について一緒に考え、率直に話してもらっています。「日本人の丁寧さは本物？偽物？」「伝統的なものや文化を大切にしてる？」など、私たち日本人が「そんなこと今まで考えたことなかったなあ」というような質問が多く、改めて自分が住んでいる国について振り返るという体験ができます。海外へ目を向けるなら、逆に海外からは日本がどのように映っているかについてもぜひ一度知ってみませんか。

　大学生活の中にも、海外と関わるチャンスがあります。社会に出る前に、留学生や社会人と一緒に活動し、異なる考え方やコミュニケーションが交じり合う場を経験することは、きっと思わぬ気づきを得たり、新しい目標を見つけたりすることにつながるでしょう。「グローバル人材育成のためのプログラム」では、日本人学生に留学生や企業の社員とチームを組んで課題解決に取り組む授業を開放しています。

　広い視野と柔軟な考えをはぐくむ愛大キャンパスで、多様なコミュニケーションを体験してください。