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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2015.06.23
地域のさまざまな顔に出会いたい

馬淵 悠生さん

●法文学部人文学科観光まちづくりコース(観光文化系)(平成23年度入学/平成26年度卒業)
●愛媛県立伊予高等学校

 私は高校3年生の時に、漠然と地域に関わる仕事をしたいと考えていました。当時は「観光によって地域を活性化しよう」ということが大きな声で叫ばれ始めていました。もともと観光が好きで、それが地域の活性化になり、さらに仕事に繋がるなら良いなぁ…と考えていた時に、観光まちづくりコースに出会いました。人文学科を選んだのは、哲学や歴史学といったことにも興味があり、そういった内容も同時に学びたいという思いから進学を決めました。
大学に入学し1年生の時に行った内子町でのフィールドワークが、私にとっては大きな転機でした。このフィールドワークを通じて地域文化の重要性を学びました。それは、地域における文化は、その地域の自然や産業、歴史、社会、人々の暮らしといったものが長い時間をかけて築いてきたものであるという事です。この実習を通じて地域文化を学ぶおもしろさに気づき、地域文化や観光について専門的に学びたいと思い、観光文化論を専門として選びました。
大学2年生以降は、専門的な授業を取りつつ、座学だけではなく、実際に地域へ赴き、地域の人びとの声を聴き調査したり研究をしたりしたいという思いから「愛媛大学学生による調査・研究プロジェクト(プロジェクトE)」に取り組むなど、フィールドワークを通じて地域文化について学ぶ機会を最大限に生かしてきました。
 地域に飛び出すということは、本や雑誌、新聞紙などでは決してみることのできない地域の様々な側面や、地元に住む方々の生の声を聴くことのできる貴重な機会であると同時に、様々な発見の連続であると私は4年間の大学生活で学びました。そして、自分とは異なる価値観や考えを持っている多くの人と出会うことで、視野が広がり、課題や問題について深く考えることにつながっていきます。
高校生の皆さん、今までは本や新聞の中でしか出会ったことのない世界に飛び込み、地域の様々な顔に出会いながら、自分の興味・関心についての学びを深めましょう。

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