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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2023.02.17
高校教員を目指して法文学部に

中田 蒼子

●法文学部(平成31年度入学)
●兵庫県立相生高等学校

初めまして、中田蒼子と申します。これを書いている今は卒論と自動車教習に追われる毎日を過ごしています。

私は高校の地歴公民教員を目指して、愛媛大学法文学部に入学しました。教員を目指す最初のきっかけは高校1年のときに受けた「世界史A(歴史総合の前身)」の授業を担当された先生でした。分かりやすく面白い話をされる先生で、すぐに好きになりました。その先生に名前を覚えてもらいたいという非常に不純な(笑)動機で世界史を頑張っていたら、いつの間にか世界史自体にもハマり、大学でも世界史を勉強したいと漠然と思い始めていました。さて、私を世界史の沼へと誘った恩師は、「教師」としても素晴らしい先生でした。生徒一人一人のことをよく見ておられ、理にかなった生徒の声や要望は校則や制度にきちんと反映してくださる人でした。そんな行動力溢れる姿を見て、授業も人格も優れた教員になりたいと思うようになりました。

ではなぜ、法文学部にしたのか。法文学部で教員養成課程を取得するのは決して楽ではありません。恩師には「教員を目指すなら教育学部に行った方がいい」とも言われました。しかし、私は何よりもまず歴史を勉強したかった。教育学部で歴史研究はできないんだから両方できる方がいいじゃん、という発想でした。現在は西洋古代史のゼミに所属、古代ローマ史を専攻しています。ゼミでは卒論に繋がる自身の研究成果の報告と、古代ギリシアの法廷弁論を用いた史料読解(邦語)、論文読解、英語論文の読解を行います。演習や自身の研究を通して得た知識と史料読解力、情報収集能力は、教材研究や授業構成に大いに役立つはずです。足りない実践経験はバイトやボランティアで補いました。

私は、春から地元で高校の地歴公民の教員として働きます。私の授業で、少しでも歴史っていいかもしれないと思ってもらえるようになるのが目標です。これから進路選択をする皆さんには、自分が一番好きなことや何を一番勉強したいかを大事にしてください。

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