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研究 学生 投稿日:2019.09.12
大学院理工学研究科の島﨑真琴さんが国際学会「The 39th Symposium on Halogenated Persistent Organic Pollutants (DIOXIN2019)」でOtto Hutzinger Student Awardを受賞しました【8月30日(金)】

 令和元年8月26日(月)~30日(金)に京都国際会館(京都府京都市)で開催されたThe 39th Symposium on Halogenated Persistent Organic Pollutants (DIOXIN2019) にて、大学院理工学研究科博士前期課程2年生で沿岸環境科学研究センター (CMES) 化学汚染・毒性解析部門の島﨑真琴さんが口頭発表を行い、Otto Hutzinger Student Awardを受賞しました。
 この賞は、本国際シンポジウムの口頭発表者の中から特に優れた発表を行った学生を対象に授与されるもので、本年度は6件が選出され、島﨑さんは日本人として唯一選出されました。
 今回受賞した島﨑さんの発表題目は、「Contaminations of Organohalogen Compounds in Pet Cats, Cat Food and House Dust in Thailand」で、理工学研究科の野見山 桂准教授、農学研究科の水川葉月准教授のもとで取り組んだ成果です。ペットネコはヒトに身近な動物であるため、多様な有機ハロゲン化合物に恒常的に曝露されており、先進国では増加する様々なネコの疾病との関連が疑われています。そこで本研究では、未だ報告事例の乏しい途上国での汚染実態に注目し、タイのペットネコの血清、さらには汚染源として注目されるキャットフード・ハウスダスト中の有機ハロゲン化合物濃度を調査しました。その結果、タイのペットネコはキャットフードを介して先進国と同レベルの臭素系難燃剤であるポリブロモジフェニルエーテル(PBDEs)に曝露されていることを明らかにしたものです。PBDEsはネコの甲状腺疾患との関連が疑われています。本研究は先進国のみならず、途上国でもペットネコに対する有害物質の影響が危惧される結果であり、今後、途上国を対象にペットネコやキャットフードのさらなる調査の必要性を提示しています。

<沿岸環境科学研究センター>