令和元年9月25日（水）～29日（日）に富山国際会議場（富山県）で開催された2019年度日本海洋学会秋季大会において、沿岸環境科学研究センター (CMES) 環境動態解析部門の理工学研究科博士前期課程1年生の前谷佳奈さんが若手優秀発表賞（ポスター発表）を受賞しました。
前谷さんの発表演題は「豊後水道の底入り潮の進入経路」で、CMESの森本昭彦教授の指導の下で取り組んだ研究成果です。
本研究では、15年間の再解析データを使い低温で高栄養な水塊を間欠的に豊後水道内に供給する「底入り潮」の進入経路を調べ、この水塊がこれまで考えられていた豊後水道南部の陸棚斜面域から豊後水道中央部へ進入するのではなく、豊後水道南東海域において陸棚斜面を横切りその後西方へ移流されたのちに豊後水道へ進入することを明らかにした点が評価されました。
-
- 賞状
-
- ポスター発表の様子（右奥：前谷さん）
＜沿岸環境科学研究センター＞