令和元年11月30日~12月1日、愛媛大学城北キャンパスで開催された第24回日本流体力学会中四国・九州支部講演会において、理工学研究科生産環境工学専攻機械工学コース1年生の伊澤希さん(指導教員 松浦一雄准教授)が、学生優秀発表賞を受賞しました。
受賞した講演題目は「ドローンを用いた連続的漏洩水素センシングにおけるロータ気流の影響」です。 伊澤さんの研究グループは、安全・安心な水素利用社会の構築を目指し、水素漏洩を高速かつ確実に検知できる技術を開発しています。特に、ドローンに小型水素センサを搭載した飛行型水素センシングシステムを提案・開発しています。水素は軽い気体で、空気によって拡散されやすい一方、このシステムではドローンに伴うロータ気流が水素センシングシステムの成立性に与える影響が未解明でした。
研究グループは、漏洩拡散実験および数値流体力学計算によって、その影響を解明してきました。この研究を通して明らかになった知見を、システムのさらなる発展に活かしてまいります。
なお、本研究を実施するにあたり、新コスモス電機株式会社様にμ-CSセンサをご提供いただきました。
受賞対象講演
「ドローンを用いた連続的漏洩水素センシングにおけるロータ気流の影響」
伊澤希(愛媛大)、阿部元(愛媛大)、中原颯太(愛媛大)、松浦一雄(愛媛大)、井上雅弘(元九州大)