このたび、第28回愛媛医学会賞・奨励賞を医学部附属病院の医師が受賞しました。
愛媛県医師会員らでつくる愛媛医学会では、毎年、医学誌に掲載された論文の著者を対象に、医学や地域医療の進歩に貢献した医師を表彰しています。今年は、愛媛医学会賞が1人、若手医師の顕彰を目的とした愛媛医学会奨励賞が4人選出され、愛媛医学会賞を当院肝臓・胆のう・膵臓外科の坂元克考助教、医学会奨励賞を同科の田村圭助教が受賞しました。
坂元助教は、肝臓を包むしょう膜にまでがんの広がりが認められた場合、手術後の再発が多いことを指摘し、このような症例には術後の厳密な経過観察や抗がん剤治療の併用などが有用なことを示唆しました。
田村助教は、硬化型肝細胞がんの症例で、PET-CT検査が他疾患との鑑別に有効であることを報告しました。
本学は、今後も医学に貢献する医療従事者の育成に努めてまいります。
<医学部>