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環四国サイクリングプロジェクト・オンライン国際交流を実施しました【8月30日(日)】

 令和2年8月30日(日)、日台学生交流研修「環四国サイクリングプロジェクト・オンライン国際交流」を実施しました。当日は、本学学生30人、台湾の国立高雄科技大学の学生約20人及び教職員等、合計約60人がオンラインで参加しました。

 当初、プロジェクト3年目を迎える今年は、台湾学生を日本に招き、本学学生とサイクリングを通じた交流をする予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大予防の観点から、対面での活動を1年延期し、初の試みとしてオンラインでの交流を実施しました。

 今回は、日台の学生がチームとなって「サイクリング×○○(発見した地元の魅力)」をテーマとした映像作品を作成してYouTubeへ投稿し、再生回数と「いいね」の数等を競う「サイクリングYouTubeコンテスト」を企画しました。

 企画の立案に携わった本学の学生は、事前に愛媛県西条市付近でサイクリング動画・素材等の撮影を行い、YouTube動画撮影のポイントをまとめたマニュアル動画や、過去のサイクリングプロジェクトを経験した学生によるサンプル動画を準備し、参加者へ紹介しました。また、サンプル動画を作成した過去の参加学生らは、できるだけ参加者に分かりやすく、効果的な説明となるように、撮影手法や構成・ナレーションを工夫するとともに、安全な撮影方法や著作権への配慮についても学習し動画に反映させていました。

 オンライン交流の第1回目となる今回は、新型コロナウィルス感染症対策の日台の異同などについてもディスカッションを行い、同じ感染症に対する対策でも、両国で異なる部分がある、といった意見が交わされました。

愛媛新聞掲載記事(掲載許可番号:d20200901-03)

参加学生の感想

  • 本プロジェクトのリーダー:工学部2年生の藤井彩祐美さんと、サブリーダー:社会共創学部2年生の石丸諒さんは、コロナ禍で開催する意義・目的として「しまなみサイクリング、四万十川サイクリングと3年目を迎える伝統の継承」「2021年のうずしおサイクリング開催に向けた日台学生の深い関係性の構築」「オンラインだからこそ参加できるイベントの周知とサイクリングの裾野の拡大」の3点を意識して企画を実施したそうです。
  • 過去に愛媛大学を訪れ、本プロジェクトに参加したことのある高雄科技大学卒業生の孫渤宸さんは、「愛媛大学のみんなは優しく、街や大学での出会いは素晴らしい。また愛媛に行きたい」と冒頭の挨拶で語っていました。

 

「環四国サイクリングプロジェクト」とは

 このプロジェクトは、平成29年に「愛媛大学リーダーズ・スクール(ELS)」の修了生が中心となって立ち上げたもので、愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室と、愛媛大学の海外協定校である台湾国立高雄科技大学の主催で実施しています。また、愛媛県の後援、Kai Works株式会社とB-Shop OCHI株式会社等の運営協力をいただいています。

 プロジェクトの目的は、日本と台湾の学生が共に「自転車」というコンテンツを用いて、地域の歴史・文化等に触れるフィールドワークを行い、実社会において有用となるグローバルな感覚や、協働を促進するコミュニケーション・リーダーシップのあり方について実践的に学ぶことにあります。

 本プロジェクトは、愛媛県が推進する「自転車新文化」を広く発信することも目的のひとつとしており、産学官連携事業として行政機関や民間企業の方々との協働の機会となっています。今回の企画を通じ、「オンラインツールを用いた国内外への愛媛の自転車新文化・観光資源のPR」という新たな可能性が示されました。

 本プロジェクトは今後も継続し、令和2年11月29日(日)19時から21時に、第2回目のオンライン交流を実施する予定としており、次年度開催予定の対面でのサイクリング交流に向けて活動を継続していきます。

 

関連リンク

愛媛大学リーダーズ・スクール(ELS)

<教育企画課>