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科学技術振興機構の「研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)」にPROS髙島英造准教授らの研究課題が採択されました【10月28日(水)】

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「令和2年度 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(育成型)」に、プロテオサイエンスセンター髙島英造准教授らの研究課題が採択されました。

 A-STEP産学協同(育成型)は、大学等における新規性・優位性のある基礎研究成果(技術シーズ)について「学」と「産」のマッチングを行い、将来的な社会実装に向けた共同研究体制の構築を目指すプログラムです。令和2年度は692件の応募のうち、審査を経て髙島准教授らの課題を含む全80件が採択されました。

研究概要

課題名: 膜透過促進技術を利用した生細胞への革新的タンパク質直接導入法の開発
研究責任者:プロテオサイエンスセンター 髙島 英造 准教授
研究分担者:東京理科大学 先端化学科  酒井 秀樹 教授
研究開発期間(予定):令和2年12月1日~令和5年3月31日

 タンパク質の機能や構造を研究する上で重要な「タンパク質を細胞内へ直接導入する方法」は現在までに様々な技術が開発されていますが、いずれの方法も、導入できる分子の大きさや、対象とする細胞の種類が限定的であるなど、欠点を抱えています。髙島准教授らの研究グループは、これらの問題点を克服した全く新しい方法=寄生虫の遺伝子からヒントを得た細胞膜透過タンパク質タグと、独自の曲率理論から導きだした膜透過促進剤を利用して、細胞にダメージを与えること無く任意のタンパク質を高効率で導入する技術の確立に挑むとともに、この技術を利用した実験キットの製作を目指します。本研究により、バイオ分野の発展に資する新たな研究手法が生み出されることが期待されます。

 

研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同「本格型」および「育成型」令和2年度募集における新規採択課題の決定について(国立研究開発法人科学技術振興機構HP)

 

<プロテオサイエンスセンター>