令和2年11月24日(火)、愛媛大学南加記念ホールにおいて、防災・日本再生シンポジウム「全世代型防災教育を通した人材育成と地域防災力の強化」を開催しました。
このシンポジウムは、愛媛大学防災情報研究センターが、一般社団法人国立大学協会及び一般社団法人四国クリエイト協会との共催により、地震等の自然災害にいかに備えるのか、新型コロナウイルス感染症対策とも併せて考える機会として開催しました。当日は、愛媛県及び県内各市町の職員、企業関係者、学生、一般市民など約120人が参加しました。
はじめに、森脇亮センター長から挨拶があった後、矢田部龍一特命教授から「近年の自然災害の特徴と総合的防災対策」について、中尾順子特定教授から「全世代型防災教育の推進による地域防災力の強化」についての講演がありました。
次に、「大規模自然災害に備える事前防災・迅速な復旧復興」を主テーマに、「平成30年豪雨災害の復旧・復興への取組み」「危機管理としての新型コロナへの対応」「事前復興計画と防災教育による大規模自然災害への備え」について、それぞれパネルディスカッションを行いました。最後は、松山市総合政策部の村尾尚登防災・危機管理担当副部長からご挨拶いただき閉会しました。
今回のシンポジウムでは、パネリストとして、地域の防災組織の代表、学校関係者、松山市職員、防災団体の学生、建築関係者及び商工会議所関係者にもご登壇いただき、各組織での防災への取組の紹介や意見交換を行いました。愛媛県内の防災に関わる各立場の方が集ったことで、業種を超えた防災意識の向上が図られました。また、パネルディスカッション中には、来場者との質疑応答の時間も設けられ、双方向で知識や情報の共有をすることができました。
当センターでは、今後も講演会や講習会を開催し、地域の防災活動に積極的に取り組んで参ります。
<防災情報研究センター>