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第9回高知県がん登録研修会(第1回全国がん登録セミナー)で本学医学部職員が講演しました【2月7日(日)】

平成28年2月7日(日)、高知がん診療連携協議会がん登録部会主催、第9回高知県がん登録研修会(第1回全国がん登録セミナー)が高知大学医学部で開催され、本学医学部職員が講演しました。

 平成28年1月に施行された「がん登録等の推進に関する法律」により、病院及び指定診療所は、「全国がん登録」を実施することが義務化されました。「全国がん登録」とは、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で1つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みです。
 今回、医学部医事課の末光純子氏と橘克美氏が、「院内がん登録」について講演を行いました。「院内がん登録」は、がん診療連携拠点病院等の専門的ながん治療を行う病院で行っています。がんについての情報をそれぞれの病院で収集し、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにするものです。「院内がん登録」は、「全国がん登録」の実施に伴い、一部変更が検討されており、登録ルールである「新標準登録様式」が発表予定となっています。講演会では、現在公表されている情報をもとに、新標準登録様式で検討されている事項について、説明および解説を行いました。

 続いて、高知赤十字病院医療情報管理課の森田博氏が、肝がんのがん登録を実施する上での注意点について説明し、その後、高知大学医学部消化器内科学岡本宣人講師が、がん登録に役立つ胃がんの臨床講義について講演を行いました。
 最後に、「全国がん登録」の説明会が開催されました。まず、高知県健康政策部健康対策課の山﨑千夏課長補佐が、本趣旨の説明を行いました。次に、高知大学医学部附属病院診療情報管理室の井沖浩美副室長と野口真理氏が、「全国がん登録」の手順を説明し、実際の「全国がん登録」演習を通して、実施内容に関して理解を深めました。
 「全国がん登録」及び「院内がん登録」は、全国の医療機関で実施する事業であり、本学は今後も県をまたいでの協力、情報交換を通じて、地域のがん医療に貢献できるように取り組んで行きます。