平成15年5月10日(土)午前10時から共通教育大講義室において、第1回4大学(島根・山口・愛媛・高知)間「学生交流自主的・実践的研究プロジェクト」及び第3回愛媛大学「学生の自主的調査・研究プロジェクト」合同研究成果発表会を開催し、4大学の学生を始め、副学長、教職員、一般市民等、約150名が参加しました。
4大学間プロジェクトは、教育・研究交流協定に基づき、「地域」と「環境」をテーマに学生自らが積極的に地域の問題に取り組むプロジェクトを昨年4月に募集し、20件の応募から9件のプロジェクトが採用になり、愛媛大学プロジェクトは、平成12年度から実施しているもので、学生が日頃自主的に調査・研究したいと考えているプロジェクトを昨年5月に募集し、12件の応募から7件が採用になりました。平成14年度4大学間プロジェクトの当番校である愛媛大学の呼びかけで、今回の合同研究成果発表会が、学生交流も兼ねて実現しました。
まず、西頭副学長から歓迎挨拶と経緯説明があり、愛媛大学放送研究会学生の司会により、16組の発表が行われました。4大学共同の中四国地区斜面災害の研究や身近な地域から学ぶ教材研究、山村の可能性や地域活性化、介護問題や大学生の健康観など活動報告は、多岐に渡り、発表はいずれも趣向を凝らし、素晴らしく、堂々としたものでした。質疑も活発に行われ、単独大学の発表では得られない感動や刺激があり、参加学生には大変良い経験になった様子でした。
4大学間プロジェクトは、審査が行われ4大学長連名の表彰状が与えられました。結果は、次のとおりです。なお、「学生プロジェクトE・X賞」「学生プロジェクトX賞」は学生が相互に審査した賞です。
【最優秀賞】
愛媛大学 ネトラ・バンダリー(4大学間共同研究)
【優秀賞】
高知大学 久保理恵
【学生プロジェクトE・X賞】
高知大学 久保理恵
【学生プロジェクトX賞】
高知大学 篠田大輔
(敬称略)
最後に西頭副学長から、「21世紀の地域で主体的に活躍する学生が『地域』や『環境』について、自ら課題を見つけ、いろいろな方法で解決するという所期の目的を達成でき大変有意義な発表会であった。今後も4大学間で多いに競っていただきたい。」との総評がありました。受賞者からは「いい学生交流ができました。」等喜びの声もあり、記念撮影後、4大学から50名が参加しての交流会も大盛況で、互いの成果を讃えあう微笑ましい場となりました。今後も学生交流が活発に行われ、自ら学ぶ学生の活躍の輪が一層広がることを期待したいものです。