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研究 学生 投稿日:2021.07.12
大学院理工学研究科佐藤久子教授、同研究科博士課程3年生瀧本和誉さんらの研究論文が、日本化学会の英文雑誌Bulletin of the Chemical Society of Japanの「BCSJ賞」受賞論文に選ばれました

 愛媛大学大学院理工学研究科の佐藤久子教授と同研究科博士課程3年生の瀧本和誉さんが、日本大学吉田純准教授らとの共同研究により発表した研究論文「Stereoselective Enhancement of VCD Signals for Intercalation Compounds of Sodium Montmorillonite and Chiral Metal Complexes」が、日本化学会の英文雑誌Bulletin of the Chemical Society of Japan2021年6月号の「BCSJ賞」受賞論文に選ばれました。

 粘土鉱物(ホスト)を用いた有機物やキラル金属錯体(ゲスト)とのハイブリッド材料を制御よく開発する上で、「ゲスト分子が粘土鉱物の層間で、どのように配列しているか」という知見は必要不可欠です。しかし、層内の電荷分布が一様ではない微結晶のモンモリロナイト等の天然粘土鉱物の場合には、層間に取り込まれた低分子化合物の配列構造を明らかにするには大きな困難があります。
 今回、佐藤教授らが独自に開発した固体振動円二色性分光法(VCD)を用いて解析をおこない、粘土鉱物の層間において、キラル分子が2次元的に規則配列することを示した初めての直接的証拠を得ました。
 得られた結果は、今後粘土鉱物と低分子複合材料において、低分子の吸着構造の解明の出発点となることが期待されます。

 なお、この論文についての画像が、BCSJの2021年6月号の表紙に掲載される予定です。

参考Webサイト

BCSJアワード記事(公益社団法人日本化学会Webサイト)
BCSJアワード記事(Stereoselective Enhancement of VCD Signals for Intercalation Compounds of Sodium Montmorillonite and Chiral Metal Complexes)

 

<大学院理工学研究科>