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研究 地域 投稿日:2021.08.26
「夏のオンライン観望会」を開催しました【8月4日(水)】

 令和3年8月4日(水)、愛媛大学宇宙進化研究センターは久万高原天体観測館と共同で、一般の方向けの「夏のオンライン観望会」を開催しました。このイベントは、久万高原町にある久万高原天体観測館の口径60cm反射望遠鏡と12.5cm屈折望遠鏡で撮影した星の画像をZoomでインターネット配信する企画で、小学生から大人まで約20人の方の参加がありました。

 はじめに、本学宇宙進化研究センターの粟木久光センター長から挨拶がありました。
 続いて、望遠鏡に取り付けたデジタルカメラで、南西の低い空に赤く輝くさそり座のアンタレスや、夏の大三角と呼ばれる天頂付近の1等星のこと座のベガ(織姫星)、わし座のアルタイル(彦星)、はくちょう座のデネブを撮影し、久万高原天体観測館の重藤遼太朗学芸員からそれぞれの星の特徴やエピソードが紹介されました。
 「夏の大三角」は、こと座のベガ(距離25光年、半径は太陽の3倍弱、本当の明るさは太陽の47倍)と、わし座のアルタイル(距離17光年、半径は太陽の2倍弱、本当の明るさは太陽の10倍)、そしてはくちょう座のデネブ(距離約1400光年、半径は太陽の約100倍、本当の明るさは太陽の約5万倍)で作る大きな三角形で、特にデネブは3つの恒星の中では特に明るく輝いていますが、非常に遠いため1等星の明るさに見えることが説明されました。

 次に、同天体観測館の藤田康英学芸員の解説により、望遠鏡に取り付けた天体撮影専用の冷却CCDカメラで事前に参加者の方からリクエストのあったM27(こぎつね座の惑星状星雲)やM57(こと座の惑星状星雲)、キャッツアイ星雲(りゅう座の惑星状星雲)などの星雲・星団を撮影しました。北天最大の球状星団と言われるM13(ヘルクレス座の球状星団)を捉えた時は、画面いっぱいの星団が映し出され、また、M11(たて座の散開星団)は鴨が群れている様子に似ていることからWild Duck Cluster(野鴨星団)と呼ばれている話などが紹介されました。

 終了後、参加者からは、「小学生と中学生の子供と一緒に参加しましたが、とても楽しく勉強になった」「パソコンの画面越しでも夏の夜空はとても美しく、やっぱり星空はロマンにあふれていると感激した」「リクエストした惑星状星雲と球状星団を見せていただき、良かった」などの感想が寄せられ、リアルタイムでの星空の鑑賞を満喫いただいた様子でした。

 宇宙進化研究センターでは、今後もこのような観望会を開催していく予定です。

 

参考Webサイト

久万高原天体観測館(久万高原町Webサイト)

<宇宙進化研究センター>