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大学院理工学研究科の宮本拓海さんが「日本機械学会中国四国支部第59期総会・講演会」で若手優秀講演フェロー賞を受賞しました【3月5日(金)】

 令和3年3月5日(金)、岡山理科大学にて開催された「日本機械学会中国四国支部第59期総会・講演会」(zoomオンライン開催)において、大学院理工学研究科生産環境工学専攻機械工学コース 博士前期課程2年生(受賞時)の宮本拓海さん(指導教員:大学院理工学研究科 李在勲教授)が、「若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。受賞した講演題目は「トラッキングカメラによる自己位置情報に基づく移動車ロボットの自律移動制御」です。

 宮本さんの研究グループは、移動車ロボットを日常生活環境で活用するためのナビゲーション技術に関する研究を行っています。本研究は、手持ち台車の移動を自動化することを目指して行いました。画像と慣性センサの計測データを処理して自己位置を推定するトラッキングカメラを移動車ロボットに搭載し、屋内および屋外の日常生活環境で自律移動するためのアルゴリズムを開発しました。移動車ロボットの両車輪の回転角速度情報とトラッキングカメラからの位置情報を融合することで、地面の凹凸にも対応可能なナビゲーションが出来るようになりました。

 今回の発表では、トラッキングカメラの弱点である振動の影響を考慮し、屋内外でも移動車ロボットの自己位置推定をすることのできる提案方法が高く評価されました。この成果によって、手持ち台車の自動化のような、日常生活環境にロボットを活用する方法の開発を進めていく予定です。

 

<工学部>