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ウィスコンシン大学で開催された「無細胞タンパク質合成法ワークショップ」で本学の遠藤弥重太教授が講演

ウィスコンシン大学マディソン校で「小麦胚芽無細胞タンパク質合成法のワークショップ」が開催されました。

photo_UW_madision

 ウィスコンシン大学マディソン校の真核生物構造ゲノム研究センター(CESG)において、2006年7月30日(日)から8月4日(金)の間、世界中から参加者を募り、「小麦胚芽無細胞タンパク質合成法の国際ワークショップ」が開催されました。

 同大学は、タンパク質研究に係る全米9拠点の一つで、特に立体構造解析分野の中心拠点となっています。愛媛大学とは、無細胞生命科学工学研究センターを中心として、平成15年10月に共同研究協定を締結し、本学の遠藤弥重太教授が開発した小麦胚芽無細胞タンパク質合成技術を用いてタンパク質の構造解析を行っています。

メンドータ湖に面した広大なキャンパス(933エーカー)内には、ノーベル賞学者を輩出した美しい校舎が立ち並んでいます。
 今回のワークショップは株式会社セルフリーサイエンスを含む3つの企業が協賛しました。

 ワークショップは、米国内の13機関を始めとして、イギリス、フランス、スイスなど8カ国から、著名な大学・研究所・巨大製薬会社等のタンパク質構造解析の研究者26人が参加(実験を伴うためこの人数に制限)し、毎日朝8時から夜8時まで、1週間をフルに利用した講習会でした。

 2日目には、ワークショップ参加者と同大学の研究者・大学院生約70人が参加し、遠藤教授から小麦胚芽系タンパク質合成技術開発にいたる経緯、同技術の有用性、今後の創薬・医療分野等での応用の可能性等に関する講演がありました。
 この講演及びワークショップへの開発者本人の出席は、参加者に大きなインパクトを与えたようで、ワークショップが盛り上がりました。

 世界の最先端の研究機関における講演・研究打合せ等により、無細胞タンパク質合成技術がさらに世界に広がる大きな可能性が実感できました。