令和4年2月14日(月)、「章光堂」が築100周年を迎えたことを記念して、教育学部附属中学校で記念行事を開催しました。
章光堂は、愛媛大学の前身である旧制松山高等学校の講堂として大正11年(1922年)2月14日に竣工し、その後、昭和24年(1949年)に教育制度の改正に伴い旧制諸学校が愛媛大学に包括された際に愛媛大学文理学部講堂となり、さらに、昭和38年(1963年)に附属中学校が持田地区に移転した際、愛媛大学教育学部附属中学校講堂となって現在に至っています。
また、昭和53年(1978年)には愛媛大学保存建造物に指定され、平成10年(1998年)には国の有形文化財に登録されるなど、旧制諸学校の施設のうち唯一の現存建物として威厳を保っています。
記念行事に先立ち、章光堂とともに大切に保存されてきた旧制松山高等学校正門の整備工事が完了したことを記念してテープカットを行いました。
記念行事は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、旧制松山高等学校同窓会の秦敦事務局長、附属中学校後援会の杉本恭会長、附属中学校PTAの宇野健一会長をはじめ、旧制松山高等学校、文理学部及び附属中学校にゆかりのある方々などに限定してご出席いただき、YouTubeによるライブ配信にて開催しました。
第1部の記念式典は、事前にビデオ収録した附属中学校コーラス部による合唱の上映で幕を開け、佐野栄副学長による開式の言葉、仁科弘重学長による式辞の後、附属中学校同窓会の中城敏会長から祝辞をいただきました。続いて、附属中学校の日野克博校長、まつやま文化財サポートの会の中城康圓氏から「章光堂 今昔物語」と題して、附属中学校の教育活動と章光堂との関わりや歴史などについての講演がありました。
第2部の記念行事は、教育学部附属中学校卒業生の宮内秀樹衆議院議員をはじめ、附属中学校OBによる章光堂の思い出話やお祝いのメッセージをビデオ上映したほか、附属中学校クリエイターズ・コンテストの入賞作品の発表及び表彰を行い閉会しました。
章光堂が、これからも若者の成長を見守るシンボルとして、附属中学校はもとより地域の皆様に末永く愛されることを大いに期待します。
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令和4年5月31日(火)付の愛媛新聞で「章光堂青春見守り100年」の記事が掲載されました。
(転載許可番号:d20220603-01)
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