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「学生指導上の問題についての講演会」を開催

 平成18年11月16日(木)教育学部2号館大講義室において、東北大学高等教育開発推進センターの吉武清實先生をお招きし、「学生指導上の問題についての講演会」を開催しました。
  今般、学生を取り巻く環境は大きく様変わりし、大学における教育・生活上の指導も厳しいものとなっています。このような状況下、大学ではいろいろなハラスメントに関わる問題が発生し、多くの教員が処分を受けています。この講演会は、そうしたハラスメント問題の理解とその対応などを学習することで、ハラスメントの起こらないキャンパス作りを目的として実施しました。
  はじめに、曲田清維教育学部長が、「学生が変わっているのにもかかわらず、教員は変わらないし、変わろうとしない。そこに大きなギャツプがあり、トラブルの基になる。今日は、この問題にどう対応していくかについて、ご講演いただきます。」とあいさつしました。
 引き続き、吉武先生が「ハラスメントを起こさないキャンパス作り:加害者も被害者も出さないために」と題して講演を行いました。 講演では、現代若者の脆弱性や社会的関係の希薄化、研究室やゼミでの密室性など、ハラスメントが起きる背景や風潮について、また、規程やガイドライン及び相談窓口の整備、懲戒や予防活動など、最近の大学における教員の処分状況を検証しながら、ハラスメントの防止対策についてお話しいただきました。
  最後に、注意しなければならない教員の行動について、具体的な例を挙げて説明があり、中でも、二人きりで食事に行くことや、研究などで遅くなった時の送り迎えなどは、往々にしてエスカレートし、事件性のある行為へと発展する可能性があるので絶対にやめて欲しいと提言がありました。
  講演会に参加した約70人の教職員は、講演内容に何度も頷きながら、真剣に聞き入っていました。

広報室