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愛媛大学医学部附属病院DMAT隊員が愛媛県総合防災訓練に参加しました【9月1日(火)】

 平成27年9月1日(火)、四国中央市にあるジャジャうまフィールドをメイン会場に、愛媛県総合防災訓練が実施され、愛媛大学DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)が「救出・救護訓練」に参加しました。
 この訓練は、土砂災害と地震の複合災害による被害が発生したことを想定し、災害対策基本法、愛媛県地域防災計画、関係市町地域防災計画に基づき、防災関係機関及び民間協力団体の連携に重点を置いた実践的なもので、防災体制の一層の充実強化、応急対策の機能向上を図るとともに、安全・安心な地域づくりに資することを目的に実施したものです。
 当日は、愛媛県内外から警察や消防・自衛隊など93機関約5、500人の関係者が参加し、真剣な面持ちで訓練に臨みました。本学医学部附属病院からは、医師・看護師等から構成する5人のDMAT隊が参加し、救出・救護訓練を実施しました。土砂に埋まった車や倒壊した家屋から、消防隊によって救出された負傷者の他、バスの事故による負傷者など、次々と運ばれてくる負傷者に対し、迅速なトリアージ(重症度によって治療の順番を決めること)を実施するとともに、適切な救護を実践していました。また、それを受けて、現場では処置が難しい重傷者を近隣の医療機関へ搬送するなど、参加機関が連携を図りながら実践しました。
 この他にも、ヘリコプターによる負傷者の救出訓練や、会場での不明者捜索訓練など、様々な事態を想定した総合的な訓練を実施しました。また、本学防災情報研究センターによる小型無人機「ドローン」を使った被災状況把握訓練が初めて実施されました。
 本院では、県内各機関との連携を強化し、災害拠点病院としての体制を整備していきます。