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「学生による学生支援シンポジウム3」を開催しました

  平成18年12月1日(金)城北キャンパスグリーンホールにおいて、「学生による学生支援シンポジウム3」を開催しました。
 このシンポジウムでは、聴覚障害学生支援に関わっている専門家から支援の進め方を学ぶと共に、先進的に障害学生支援に取り組んでいる大学の事例などから、課題と展望を考え、ユニバーサルデザインを企図した学生支援のヒントを探ろうと企画しました。
  当日は、障害支援に取り組んでいる学生や教職員、一般の方々など約100人が参加しました。
 はじめに小松正幸愛媛大学長から、「私たちは、障害学生への支援について色々と模索しています。今日は、先進的な事例などをお伺いしてこれからの参考にしたい。」とあいさつがありました。
 引き続き、白澤麻弓筑波技術大学障害者高等教育センター助教授が「ピア・エデュケーションとしての障害学習支援−聴覚障害学生支援を中心に−」と題して基調講演を行いました。その中で自分の学生時代では、大学、教員、サークルなど周囲の理解の無さに苦しんだことや、どうすれば理解を得られるか、変わってもらえるかなど、自らの体験を通して学んだことを発表されました。
  続いて、土橋恵美子同志社大学障がい学生支援コーディネーターと同大学生により、「同志社大学における障害学生支援−聴覚障がい学生の支援体制づくり−」と題して同志社大学の取り組みや事例の発表がありました。また、愛媛大学生からも、愛媛大学HSSV(障がい学生支援ボランティア)のあゆみや現状、今後の課題について発表を行いました。
  最後に、河野純大筑波技術大学産業技術学部助教授をコーディネーターに、パネルディスカッション「ピア・エデュケーションとしての障害学習支援の課題と方向を探る」を行いました。主に、会場からの質問に答える方法での進行でしたが、その中には、自ら聴覚障害の子どもを持つ、一般参加者からの切実な意見や要望もあり、障害者支援の難しさに深く考えさせられた1日でした。

広報室