平成１９年１月３０日（火）愛媛大学農学部３回生乾祥子さんが、大学に近い平和通にあるビルの１室を借り受け、農家の方と学生が一緒になって営業する「農家と顧客が出会うカフェ」を１日だけ開店しました。
今回のイベントは、若者の就職支援を行っているＮＰＯ法人「Ｅｙｅｓ」主催の「オンリーワンプロジェクト起業塾」に参加した乾さんが、最終発表会でプランを披露し、それが審査員の高い評価を得て実現したものです。
農家に生まれ育ち、農学部で学ぶようになった乾さんは、「どうすれば農家のおばちゃんたちが元気になるか」との課題に取り組み、「いろんな人たちとの交流が元気の源では」との発想からこのプランが誕生しました。
１日限りのお店は、「ワンズカフェ」と命名し、メニューは、産地直送新鮮野菜をふんだんに使った「お野菜いっぱいランチ」で、色鮮やかな盛りつけが食欲をそそっていました。ちなみに、料理の先生は、農家の方だそうです。
別室の厨房では、スタッフたちが、慣れない手つきで悪戦苦闘していました。手伝いに駆けつけてくれたスタッフは、農学部の友人はもとより、起業塾で知り合った農家の方やＥｙｅｓ関係者、松山大学をはじめ、遠くは早稲田大学からの援軍総勢１５人余りの若者たち。みんなとても楽しそうで生き生きと輝いていました。
２０席ほどの店内は満席の状態で、若者が多くとてもにぎやかでした。店の一角に、ダイキ（株）の大亀孝裕会長が来店されておられ、起業塾生で最終発表会において最優秀賞を受賞した理学部４回生嶋田久輝さんたちと、世代を越えて熱く語っておられました。起業塾生のみなさんの今後の活躍に期待しています。
-
- 大盛況の店内
-
- −厨房にて−乾さん（右から２人目）とスタッフたち
広報室