平成19年2月20日(火)東京都日本消防会館で平成18年度全国消防団員意見発表会・消防団地域活動表彰式が開催され、愛媛大学が消防団員の確保について特に貢献している事業所として表彰されました。
この表彰は、消防団員入団促進キャンペーンとして総務省消防庁が主催したものです。消防団は、地域防災の中核的存在として重要な役割を担っているものの、現在全団員の約7割が被雇用者消防団員であり、勤務時間中の消防団活動への参加が困難な状況にあります。さらに、消防団員の減少や高年齢化の問題など課題もあり、消防団活動の一層の活性化を図るため、昨年度よりこの表彰制度が設置されました。
今回の「消防団地域活動表彰」では、全国で13事業所が選ばれ、そのうち6事業所が愛媛県でした。本学の学生は、アメリカンフットボール部を中心に、松山市の消防団「大学生防災サポーター」に入団しており、大規模災害に備えて、救命講習などの訓練に取り組んでいます。その取り組みが、この表彰につながりました。
愛媛大学の大学生防災サポーターの代表として表彰式に参加した工学部4回生藤中敬之さんは、「今回の表彰は嬉しいです。もうすぐ卒業ですが、日頃から災害に備えて訓練をすることは非常に大切なことだと思います。消防団に入団して、充実した学生生活が送れたので、後輩達にも頑張ってもらいたいし、将来は、地域の消防団に入って、頑張りたいです。」と、この1年間を振り返り、晴々とした表情で話してくれました。
広報室