平成19年3月16日(金)与作さんこと「プロジェクト与作」の代表、伊藤和貴農学部助教授から、附属養護学校へ木製ベンチ3台が贈られました。
「プロジェクト与作」は、町の子どもたちが、里山での体験を通して、里山の様々な機能を理解する機会を増やし、さらに奥山を認識することで、里山の利用と奥山の多面的機能への理解を深め、子どもたちとこれからの循環型社会を一緒に考えながら環境教育に取り組むとして、愛媛県が公募する事業に採択されたプロジェクトです。
与作の活動の一つとして、小学生や中学生と一緒に間伐材を使用した組み立て式ベンチを製作することで、森の恵みである木とふれあい、里山の有効利用や自然の広がりなどについて体験させるとともに、そのベンチを学校に寄贈しています。
当日は午前10時30分から、附属養護学校中学1年の生徒4人と教職員、伊藤助教授とボランティアの学生を含め総勢12人が参加し、ベンチを組み立てました。
はじめはおっかなびっくりで遠くから眺めていた生徒達も、慣れてくると興味津々でのぞき込み、自然にボルトのネジを止めたり、トンカチで釘を打ち付けたり、一緒になって木の感触や作る楽しさを体験しました。
寄贈されたベンチの設置場所について池谷三和子副校長は、「中庭や中学の各クラスの後ろに設置したい。生徒達は大喜びでしょう」と話してくれました。
また、ボランティアで参加してくれた学生達は、教育学部3回生井原賢一さん、堀内浩美さん、理学部3回生森美沙子さんの3人で、将来、教員を目指すさわやかな若者達でした。今後もボランティア活動を続けると語るみなさん、これからも元気で頑張って下さい。
広報室