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お知らせ

地域でできる理科教育−キララ理科教室の実践−を開催

 平成19年5月19日(土)教育学部で、松山YWCAと渡邉重義教育学部准教授による地域でできる理科教育−キララ理科教室の実践−を開催しました。
 松山YWCAは、2001年から小学校3〜5年生を対象にした理科の実験・工作教室を年8回行っており、その活動が評価され「第3回小柴昌俊科学教育賞」の金賞を受賞しました。今回は、これまでのキララ理科教室の実践を通して学校と地域が協力して行える理科教育について話し合う座談会とワークショップを行いました。
 当日は、小学生や保護者、学生など83人が参加し、ワークショップを行いました。第1部では、「キララ実験教室の活動と地域でできる理科教室」と題した座談会を行い、松山YWCAの藤井初子氏が電子メロディーカードやホバークラフトなどこれまで作ってきた工作物や実験の実践例を交えながら、場所もお金も道具もなくても工夫して行ってきたキララ理科教室について説明を行いました。また、実験室では教育学部の学生3人が先生となり、参加した子どもたちが光の万華鏡を作りに挑戦しました。
 第2部では、「キララ理科教室の活動を体験しよう!」と題した理科実験ワークショップを、これまでにキララ理科教室が作ってきた教材を学ぶ教材学習コースとふくらむスライムを作る教材作成コースに分かれて行いました。
 教材学習コースでは、藤井氏が実際に工作物を手にしながら作り方や工夫点などを説明し、参加者は子どもの理科に対する好奇心を満たすための教材や手法を学びました。一方教材作成コースでは、子どもたちがスライム作りに挑戦し、なかなか膨らまないスライムに悪戦苦闘していましたが、すぐにコツをつかむとあちこちで大きく膨らんだスライムが出現していました。
 このワークショップの愛媛大学での開催は初めてでしたが、渡邉准教授は「子どもたちにとって失敗も含め、いろいろな経験をすることが貴重な時間になる」と話し、教員や教員を目指す学生にとっても有意義な時間となったようでした。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

広報室