お知らせ

愛媛大学火曜ナイトサロンで俳句の夕べを開催

  平成19年7月10日(火)愛媛大学共通教育棟北別館において、砥部町の俳人で愛媛大学の俳句学講師でもある八木健氏をお迎えし、「俳句の世界」を探訪する夕べの会を開催しました。

  愛媛大学では、昨年度の後学期に開講した俳句学講座(八木講師担当)に触発され、俳句が静かなブームとなっています。これを機に、広く一般の方々にも開放して、俳句に親しみ楽しめる場を設けようと、今回、初心者を対象として愛媛大学火曜ナイトサロン実行委員会が企画し、開催しました。

  八木氏は講義の中で、「俳句は言葉のスナップ写真」と説明し、自分の人生の一瞬が句として残せることや、「読む楽しみ、詠む楽しみ、語り合う楽しみ」と3つの楽しみがあるなど、俳句の醍醐味を語りました。
  また、俳句を作るにあたっての知識、すなわち、17音字で季語を入れ、描写・写生で瞬間を詠むことや、なり切り、誇張、擬人化などのノウハウやテクニックも参加者に伝授しました。 

  講義が終わると即席の句会が始まり、参加者は、兼題(句に入れる季語)「花火・香水・夕立」を前に四句八句。さらに黒板にずらり並んだ句の選句、挙げ句に句の評価と、脂汗を流しながら句戦の連続でしたが、中には上級者レベルのすばらしい俳句もありました。八木講師の講評・添削に耳を傾けながら、「俳句の世界」の序の口あたりを垣間見た貴重な時間でした。

 このような催しは、後学期にも開催する予定ですので、みなさんも是非一度参加してみてはいかがでしょう。目から鱗が落ちるかも・・・。

八木講師が唱える、俳句上達の秘訣

うまく作ろうとしない
三多(たくさん良い句を読む、たくさん詠む、たくさん捨てる)
継続する

広報室