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心臓超音波ハンズオンセミナーを開催しました

 平成27年2月26日(木)、医学部附属病院地域医療支援センター3階トレーニングステーションで、本院研修医を対象に心臓超音波ハンズオンセミナーを開催しました。心臓超音波検査とは、人の耳に聞こえないほどの高周波数の超音波を心臓に発信することで、返ってくるエコー(反射波)を受診し、心臓の様子を画像に映し出して診断を行う検査です。この検査を行うことにより、心臓の形状異常を発見する「形態的診断」や心臓の働きを見る「機能的診断」を行うことができ、動いている心臓をそのまま観察することができます。この検査は、様々な超音波検査の中でも特に専門的な知識が必要であり、患者に痛みなどの苦痛を与えることがないため、医療現場において非常に高い診断能力を発揮することができます。
 今回のハンズオンセミナーでは、心臓超音波診断の手技習得を目的に、本院第二内科の井上勝次助教を講師とし、7人の研修医が参加しました。  当日は、始めに、心臓超音波の基礎や正しい画像の判断方法等を解説する講義を行い、その後、研修医一人ひとりが実際に心臓超音波トレーニングシミュレータを用いた実技を行いました。本院のシミュレータは、患者診療に直接役立つ経胸壁および経食道心臓超音波検査を練習することができ、プローブ位置、エコー画像、3D心臓が連動して表示されるため、心臓解剖をより深く、短時間で理解することができ、参加した研修医は専門的な手技の手ほどきを実践的に受けることが出来ました。