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宇宙進化研究センター七夕講演会「宇宙への招待」を開催しました【7月9日(土)】
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開会の挨拶をする粟木センター長

 日本天文学会では、平成21年から毎年七夕の時期に全国同時七夕講演会と題して、全国各地で宇宙や天文学に親しんでもらうために講演会を開催しています。本学宇宙進化研究センターでも、この七夕講演会を毎年開催しており、センターの教員や研究員が研究の内容を分かりやすく伝える機会となっています。
 今年は、小学生から80代までの幅広い年齢層の市民、学生約150人の参加があり、宇宙進化研究センターの馬場淳一特定研究員が「天の川銀河の見つけ方」について、吉田鉄生特定研究員が「ブラックホールの見つけ方」をテーマに講演を行いました。
 馬場研究員は、天の川は宇宙に無数に存在する渦巻銀河の一種であることや、冬の夜空にも夏よりも薄い天の川が見えることを説明しました。また、コンピューターシミュレーションを用いて天の川銀河のできかたや、未来にはアンドロメダ銀河と衝突する可能性について話しました。 
 続いて、吉田研究員は、ブラックホールそのものは見えないが、その周りから出てくるX線を観測することでブラックホールを見つけられると説明しました。また、重力波を捉えることでブラックホールを発見する方法についても触れました。
 質疑応答のコーナーでは、活発に手が上がり、多岐に渡る質問がなされ、市民の方々の宇宙に対する関心の高さが伺えました。アンケートでは「最新の研究の話を直接聞くことができて良かった」「専門的な話だったが、説明がわかりやすく楽しかった」などの感想があり、今後の開催に期待の声も多く寄せられました。