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科学イノベーション挑戦講座受講生が成果発表に挑戦しました【12月13日(土)】
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中学生の小さな先生が実験の指導をしています

 平成26年12月13日(土)、科学イノベーション挑戦講座受講生が、成果発表に挑戦しました。科学イノベーション挑戦講座は、科学技術振興機構次世代科学者育成プログラムメニューB採択事業として、昨年度から実施されています。本年度は、昨年度から参加している5人の初年度受講生に加えて、新たに9人の受講生を迎え、総勢15人の受講生が先進的な科学研究に従事しています。
 松山市教育員会・松山市中学校理科主任会主催の「おもしろ理科教室」で、石川裕太さん(城西中学校3年)、市川新之助さん(附属中学校2年)、大本理恵子さん(鴨川中学校3年)、清水龍星さん(城西中学校3年)、白方颯人さん(三津浜中学校2年)、高橋史恵さん(附属中学校2年)、土居香澄さん(城西中学校2年)、内藤雄太さん(附属中学校1年)の受講生8人が、おもしろ理科教室参加生徒26人に、科学イノベーション挑戦講座の1年間の成果発表を行いました。
 その後、本講座で共同研究してきた内容について、実際に実験を行いました。実験では、受講生が先生役となって、おもしろ理科教室参加生徒に実験を指導しました。中学生の小さな先生と生徒たちは、レーザーポインターと回折格子を使ったX線の原理の解明について楽しく研究を行いました。この中で、受講生は知っていると思っていたことを、生徒に質問されると答えられないという経験をすることで、『知っている』ことと『知っていると思っていた』ことの差について気づきを得たようです。
 午後は、全国受講生研究発表会の成果発表を行いました。自分たちの研究が、どのように発表されたのか、その中での自分の役割は何だったのかについて、受講生は再確認しました。
 そして、受講生が行ってきた甘酒造りで、どのようなことが起こっているのか、また測定に用いたヨウ素デンプン反応と糖度で『何』を調べていたのかについて研究を行いました。ヨウ素デンプン反応では、予想と異なる結果が出たり、説明が難しい現象を見つけたりしました。そんなとき、他の班の結果と比較することで、自分が見た現象が『失敗』なのか、それとも『何か新しい視点で考えるべき』なのかについて、考えました。どの班も同じ結果であるのならば、例えそれが『ありえない』ように見えても、何か原因があるはずです。『なぜそうなるのか』という科学の疑問について考えました。

科学イノベーション挑戦講座のサイト