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お知らせ

人権侵害防止講習会を開催しました【10月7日(火)】

 平成26年10月7日(火)、南加記念ホールで、人権侵害防止講習会を開催しました。

 本学では、毎年度「人権侵害防止週間」(今年度は10月1日から15日)を定め、人権侵害防止ポスターの掲示、同ポケット版の改訂・配布、関係情報を掲載するホームページの更新などの啓発活動を重点的に行っています。今回の講習会は、その啓発活動の取組みの一つとして実施したもので、教職員や学生など合わせて約180人が参加しました。
 講習会では、最初に富田靖博理事から開会の挨拶があった後、東京ゆまにて法律事務所の井口博弁護士に、「実例で考えるキャンパス・ハラスメント対策―ハラスメントの加害者・被害者にならないために」と題して、ご講演いただきました。
 井口弁護士は、一般民事事件を中心にご活躍されている傍ら、ハラスメントに関し、大学、企業の外部委員や研修講師を多く務められています。本講習会は、そのご経験を基に、近年大学で起こったハラスメント問題や、最近の裁判例を取り入れた内容でした。
 まず、井口弁護士から、ハラスメント事案の問題点やセクハラ・パワハラ事案の全体的傾向、判断基準の説明があり、裁判での判決や大学での実例をご紹介いただきました。そして、ハラスメントの加害者・被害者にならないために、「人権意識を持つ」「危機意識を持つ」「被害のサインを見落とさない」「相談できる教員や友人をみつける」「他人の被害に見て見ぬふりをしない」などのそれぞれ5つの心得と、ハラスメントはだれでも加害者・被害者になり得、被害防止体制や意識改革を徹底することの重要性が述べられました。

 

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模擬事例の実演

 また、台本をもとに職員による模擬事例の実演があり、具体的な状況を把握することができました。井口弁護士から、その後の対応をご説明いただいたことでとても理解しやすく、どの大学でも起こりうる話であると再認識させられ、ハラスメント問題や日頃の自己点検とコミュニケーションの在り方などを見直す良い機会となりました。
 なお、講習会終了後は、井口弁護士、人権問題相談員及び対策委員会委員で情報交換会を行いました。相談員としての悩みや疑問などについて、法律家としての意見を伺い、今後の人権侵害防止対策の参考となる有意義な会となりました。

<総務部人事課>