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大学院農学研究科の特別聴講学生Nukhak Nufita Sariさんが「第111回日本土壌肥料学会関西支部講演会」でBEST PRESENTATOR AWARDを受賞しました

 平成27年12月11日(金)に、第111回日本土壌肥料学会関西支部講演会が松山市のメルパルク松山で開催され、SUIJIジョイントディグリー・マスター・プログラム(SUIJI:Six-University Initiative Japan Indonesia)に在籍中のNukhak Nufita Sariさんが「Effect of water management and green manure application on N<sub>2</sub>O emission from paddy field(水管理と緑肥施用が水田からの一酸化二窒素発生に与える影響)」を発表し、BEST PRESENTATOR AWARD(優秀発表賞)を受賞しました。

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 一般的に、水田への緑肥の施用は土壌肥沃度の維持に効果的であるとされますが、それら有機物の施用は水田からの温室効果ガスであるメタンが多量に発生することが知られています。一方で、水田からのメタン発生を抑制する技術として、中干期間を長く設定することが効果的であるとされます。しかしながら、有機物の施用や中干期間の延長は、メタンよりも強力な温室効果ガスである一酸化二窒素(N2O)の水田からの発生を助長する可能性があり、これまで詳細な調査が行われてきませんでした。本発表によって、N2Oは中干を延長することで発生量は増加する傾向が見られましたが、緑肥の施用はほとんど影響を与えないことが明らかになりました。