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公開シンポジウム「農業の成長産業化に向けて〜植物工場関連技術と西条農業革新都市プロジェクト〜」を開催しました【8月24日(土)】

 平成25年8月24日(土)、農学部、西条市、株式会社西条産業情報支援センターの主催で、公開シンポジウム「農業の成長産業化に向けて〜植物工場関連技術と西条農業革新都市プロジェクト〜」を開催し、植物工場や農業経営に関心をもつ中国・四国地方の企業(金融機関を含む)などから、約130人の参加がありました。

 本シンポジウムは、本学が取り組む先進的な情報技術や自動化技術を駆使して計画的に食料を生産する植物工場システムに関連する技術と、西条市が政府から総合特別区域の指定を受けて取り組む西条農業革新都市の融合点を探ることで、産官学連携による農業の成長産業化を一層加速化させることを目的としています。
 まず、主催者側から青野勝西条市長および本学の仁科弘重農学部長による開会挨拶の後、下記の内容で取組事例の講演を行いました。

第1部 植物工場関連技術について
植物工場の現状と愛媛大学植物工場研究センターにおける取組 愛媛大学植物工場研究センター副センター長 有馬誠一
日東紡績株式会社グリーン事業部における植物工場の取組 日東紡績株式会社環境・ヘルス事業部門 グリーン事業部長 久枝和昇
植物工場を利用した苗事業について ベルグアース株式会社代表取締役社長 山口一彦 
熱ストレス制御による青果物の鮮度保持および品質改善 愛媛大学農学部教授 森本哲夫
第2部 西条市農業革新都市プロジェクトについて 
西条農業革新都市の実現に向けて 西条市農林水産部農業革新都市推進室 大久保武
株式会社サンライズファーム西条の取組について 住友化学株式会社CSR推進室兼アグロ事業部担当部長 玉置昌宏

 総合討論では、島尾武文西条市参事官も参加し、農業を成長産業化するために必要な技術開発や制度設計について議論し、「まずは作物・栽培環境・栽培管理などの各種情報を如何に適切に把握するかがポイント」、「人材育成が最も重要な課題」などの意見が出されました。会場からは、「4定化(定時、定量、定品質、定価格)実現のための課題」や「植物工場で生産できる作物は何か」などの質問がありました。
 最後に、真鍋和年西条市副市長から「愛媛大学との連携協定締結を皮切りに、農業の成長産業化をさらに加速させるべく、産学官連携してさまざまな活動を展開する。」旨、総括がありました。

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青野市長、仁科学部長の挨拶

<農学部>