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令和5年度愛媛大学附属高等学校卒業式を挙行しました【3月1日(金)】

令和6年3月1日(金)、愛媛大学附属高等学校で令和5年度卒業式を挙行しました。

ここ数年、新型コロナウイルス感染防止のため様々な制限がありましたが、今年度は来賓の皆様、在校生や教職員、そして卒業生の保護者の方々が体育館に一堂に会し、厳粛な雰囲気の中で実施することができました。

卒業証書の授与、各種表彰の後、吉村直道校長から「本校での学びを通して、優しさを伴った強い心と生きる力を身に付けたことを願っています。自分自身が努力して身に付けたものは、たとえ災害が起きてもなくなりません。今後も奪われることのない力を持ち、他者との様々なかかわりの中での学び、新しい世界に挑戦して自分を鍛えてください」と式辞がありました。

続いて、仁科弘重学長から「2023年の国別GDPで日本はドイツに抜かれて4位となった。問題なのは人口一人当たりのGDPが世界30位くらいで、日本人は労働生産性が低く、少ない価値しか生み出していないことです。加えて少子化が急速に進行している。人が減るという状況の中で、豊かな社会を維持し続けるという課題に向き合うことになる。そのためには、ひとり一人の生み出す価値をより高め、自己向上に努める必要がある。それは、学び続け、常に新しい知見や技術を身につけ、自分自身をアップデートすることである。自分で情報を集め、考え、未来を創造してください」と励ましの挨拶がありました。

稲田智明PTA会長からは、「桜梅桃李(おうばいとうり)の言葉のように、桜・梅・桃・李のそれぞれが美しい花を咲かせます。他人と比較するのではなく、過去の自分と比較して成長しながら自分らしい大輪を咲かせてほしい」との祝辞がありました。

在校生を代表し、生徒会長の児島我空さんから送辞があり、最後に卒業生代表の岡田愛生さんが「コロナ禍の中で行先変更を余儀なくされた修学旅行や無観客の運動会など制約の中での学校生活でした。その中でも、課題研究や海外交流、農業体験など貴重な体験を通して、大きく成長することができました。進路選択や様々な場面でご指導いただいた先生方に感謝します」と答辞を述べました。

涙を流す生徒もいましたが、式場を後にする卒業生の表情には、晴れやかな笑顔が数多く見られました。卒業生たちは、共に過ごした仲間との縁を大切に、それぞれの夢へ邁進していきます。

<附属高等学校>