平成24年2月9日(木)に、南加記念ホールにおいて、共通教育科目「知の最前線に学ぶ」の指定学術講演会として、「NHK大学セミナーin愛媛大学 サンドウィッチマンと考える『被災地への復興支援』」を開催しました。
このセミナーは、NHKが毎年、全国の大学と連携して開催しているもので、NHK番組出演者や関係者が講師となり、通常の授業とは一味違う「特別授業」を行っているものです。
今回、講師としてお招きしたお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の2人は、昨年3月11日、ロケ中に気仙沼市の魚市場で東日本大震災に遭遇し、一時避難した経験をお持ちです。セミナーでは、震災発生時と津波来襲時の状況、仙台から東京へ戻るまでの心境、その後のメディアを通じての被災地の現状の発信、募金活動やチャリティグッズ販売による支援活動などについて語られました。
また、工学部4回生の中島直哉さんと山本遼さんからも、被災地でのボランティア活動、地元松山市で行なった募金活動などの活動報告があり、2人は自分たちの無力さを感じる中で、生きていくこと、人と人との関わりの大切さを学んだと語りました。
最後の質問コーナーでは、学生とサンドウィッチマンが直接やりとりする時間も設けられ、学生、教職員合わせて約330人の参加者にとって、終始、サンドウィッチマンのメリハリの効いたトークの中で、持続的な復興支援について考えを深めるセミナーとなりました。
<教育学生支援部>