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大学院理工学研究科の沖光脩さんが「第9回有機π電子系シンポジウム」でポスター賞及びChemistry Letters Young Awardsを受賞しました

 平成27年11月20日(金)〜21日(土)に愛知県犬山市で開催された第9回有機π電子系シンポジウムで、大学院理工学研究科博士前期過程1年生の沖光 脩さん(有機化学研究室)が、ポスター発表でポスター賞並びにChemistry Letters Young Awardsを受賞しました。
 このポスター賞は、本シンポジウムでポスター発表を行った学生の中から選出されるもので、今回は、審査対象となる58件の中から5件選出されました。さらに、この5件の内2件がChemistry Letters Young Awardsを受賞しました。
 今回受賞した研究は、「ピロール縮環アザコロネン類縁体の合成と物性」です。ピロール縮環アザコロネンは、窒素原子を含むπ平面が大きく拡張された有機 π電子系化合物の一つであり、安定な酸化還元特性を示す事から、有機エレクトロニクス素材としての応用が期待されています。今回、沖さんは、大きく歪んだ 新規アザコロネン類縁体の合成に成功し、その構造と基礎物性を明らかにしました。この研究成果及び発表での質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。