お知らせ

農学部農山漁村地域マネジメント特別コース・地域マネジメントスキル修得講座の合同発表会を開催

 平成23年6月19日(日)9時から、農山漁村地域マネジメント特別コースが主催し、地域人材育成基盤の確立をめざして、農学部農山漁村地域マネジメント特別コース・地域マネジメントスキル修得講座の合同発表会及び交流会をにぎたつ会館で開催しましした。
 梅雨空にもかかわらず、同コース学生、スキル修得講座履修修了生及び履修生(社会人)をはじめ、行政、高校生、学生の父兄、愛媛大学関係者など172人が参加し、会場は熱気に包まれました。主催者を代表し、鶴見武道同コース長の開催趣旨説明あいさつの後、林和男学長代理、仁科弘重農学部長、小山内司愛媛県農業振興局長、川上敏寛愛媛県産業支援局長の挨拶があり、発表会に移りました。
 同コース学生の発表は以下のような内容となりました。
1回生の「農山村の集落について〜松山市(五明地区)とバリ島の比較」
2回生の「小豆島の食文化産業に学ぶ」「宮本常一の世界に学ぶ」
3回生の「一次産業及び地域活性化のための活動のあり方の検証と学生の関わり」
4回生の「これまでの学びの成果と今後の進路」
と、これまでの座学・長期現場実習等の学習成果を全員参加で発表しました。
 続いて、各人が、それぞれのスキル講座での履修と関連させて、地域での現場実践を報告しました。
・地域マネジメントスキル修得コース履修生(3期生)を代表して、坂本憲俊さん(東温市)が「マネジメントとの出会い」
・履修修了生(2期生)を代表して、森智子さん(今治市)が「ゆるぎない暮らしを求めて」
・小野山浩司さん・尾崎益善さん(愛南町)・大久保幸裕さん(宇和島市)が「チーム愛媛の取り組み」
・履修修了生(1期生)を代表して、高橋洋一さん(西条市)が「私のマルシェは『西条版地域マネジメント修得講座』」
・田村隆悟さん(久万高原町)が「バイタルあふれる農業を」を報告しました。

 そして、合同発表会の締めくくりとして、東日本大震災で亡くなられた方々への黙祷の後、森賀盾雄農学部生物資源学科 農山漁村地域マネジメント特別コース教授から「誇りある日本再生に向けたわたしたちの宣言」と題した宣言文が提案され、参加者一同の拍手で確認しました。なお、ここまでの司会は、同コース4回生、山内泰典さんが務めました。
 その後、120人の参加で、交流会を開催し、スキル講座1期生の濱松為俊氏(伊方町)の司会により、参加者それぞれが和気あいあいと話の輪を作ったり、記念撮影をしたりと交流・連携を深めました。また、スキル講座2期生西川則孝氏(西条市)の創作歌と演奏が雰囲気を盛り上げていました。
 同コースがスタートして4年目、スキル講座がスタートして3年目、地域に根ざした農山漁村再興人材育成基盤が着実に確立に向かっていることを確認する節目となる集いとなりました。

<農学部>