平成23年7月21日（木）に2013年春修了者対象の「大学院生のための就職支援セミナー」を開催しました。
法文学研究科人文科学専攻では、昨年度より愛媛大学教育改革促進事業（愛大GP）「教育の実質化を図るためのカリキュラム構築と形成的アセスメントの導入」をテーマに、人文科学専攻の教育改革に取り組んできました。その一環として、今年度は標記のとおり、キャリア教育の実践編として愛媛大学で初めて「大学院生」に焦点を当てた「就職支援セミナー」を開催しました。高度な知を社会に還元してこそ大学の評価につながるとの信念から、大学院生の就職活動支援のために就職支援課の協力を得て、全学に開放し実施しました。
セミナーは黒木幹夫法文学部人文系担当学部長の開催趣旨説明挨拶、教育学生支援部・就職支援課の原吉弘課長の挨拶の後、「愛媛大学大学院生のための就職ガイダンス〜キャリア選択と就職活動について」と題して、日本で唯一大学院生に特化した就職支援サービスを行っている（株）アカリク取締役の長井裕樹氏による大学院生の就職のためのガイダンスが約2時間に亘って行われました。
キャリア選択全般から学部生とは違う大学院生を取りまく就職活動状況、大学院生の能力とは、押さえておきたい就職活動の大前提、マーケティング視点から就職活動を考える、など今後の就職活動に役立つわかりやすい内容で、100人を超える文系、理系両方の参加者がありました。出席した大学院生及び大学院進学希望学生からは「学部生の場合との違いを具体的に知ることができた」、「大学院生向けの就活について現状を詳しく知る機会が少なかったのでとても勉強になった」など、ガイダンスが参考になったとの意見が多数寄せられました。
最後に加藤好文人文科学専攻長から終わりの挨拶があり、休憩を挟んで後半では、長井氏による個別の就職相談も行なわれました。参加した院生の今後の就職活動、また教員の就職支援に参考になる充実したセミナーとなりました。全学的にも注目度の高かった今回のセミナーが一過性のものに終わらないよう、今後、全学的なレベルでの継続的な取り組みへと発展することが望まれます。（文責：加藤好文、角田妙香）
＜法文学部＞