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愛媛県で初めて、肥満治療のための腹腔鏡下スリーブ胃切除術を実施しました

 平成29年1月、医学部附属病院消化器腫瘍外科は、愛媛県初となる肥満治療のための腹腔鏡下スリーブ胃切除術を実施しました。

 腹腔鏡下スリーブ胃切除術は、病的肥満に伴う糖尿病や高脂血症、膝関節症などの合併症をもつ患者さんが実施できる肥満治療で、腹腔鏡を使用し、胃の外側の大部分を切除して胃の容量を小さくする手術です。この手術で、一度に摂取することができる食事量が制限できると同時に食欲も抑制されることから、体重の減少と糖尿病や高脂血症などの代謝障害の改善が同時に期待できます。従って、肥満手術(bariatric surgery)の替わりにmetabolic surgeryとも呼ばれています。
 当院での本手術は、保険適用の条件を満たす10例目までは当院が費用を負担し、11例目以降の保険診療を目指します。
 肥満治療は、手術前の患者評価から術後長期に渡る患者と医療チームとの関係が重要であるため、当院では糖尿病内科、胃外科、麻酔科蘇生科、整形外科、手術部、病棟や外来看護師、管理栄養士、臨床心理士、ME機器センター、医事課など、多くの部門が共同で患者ケアを行うチームを作り、安全で継続的な治療を提供する体制を構築しています。

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<医学部総務課>