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SSHの高校生による英語プレゼンテーション研究発表会を開催

平成22年2月9日(火)、総合情報メディアセンター講義室において、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の高校生による英語プレゼンテーション研究発表会を開催しました。

 本学では、文部科学省からSSHに指定されている愛媛県立松山南高等学校(以下「松山南高」)に対し、SSH支援室を窓口として、最先端の分野の授業や実験を提供するなど、さまざまな支援を行っています。今回は、将来、研究者として必要となる英語によるプレゼンテーションの技能向上を目的とした英語プレゼンテーション研究発表会を開催し、本学の教員及び研究員3人と松山南高の理数科の1年生39人が参加しました。

 発表会は、まず上級研究員センターのLassalle Michael Wolfgang上級研究員ら3人が、それぞれが行っている研究についてプレゼンテーションを行い、高校生は、英語で説明される最先端の研究内容を理解しようと、真剣な表情でプレゼンテーションに聞き入っていました。

次に高校生が、学校で8グループに分かれて行っている課題研究のうち、「グラフアートの研究」、「リニアモーターカーの開発」、「燃料電池の研究」、「メダカの性選択」の4課題の研究成果について、1課題につき約7分間の英語によるプレゼンテーションを行いました。前日遅くまでかかって準備したという英語の原稿やスクリーンに映し出される資料をもとに、グループのメンバーが交代しながら発表を行い、本学の教員や他のグループの高校生たちは熱心に耳を傾けていました。

全てのグループの発表が終わった後、本学の教員らから各課題について英語で質問があり、高校生たちは質問の意味を理解するのに苦労していましたが、グループのメンバーで相談して回答を考え、うまく英訳できない場合は、直接、教員らに資料を見せて説明していました。

 

 最後に、本学の教員らによる講評として、原稿をただ読むのではなく、できるだけ発表する内容を覚えて自分の言葉で説明できるよう英語力を向上させることや、発表する様子が苦しそうに見えたので、前を向いてもっと堂々と発表すること、また、説明とスクリーンに映し出されるスライドのタイミングのずれが見られたので、今後、留意することなどが挙げられました。
 本学では、今回のような発表会のみならず、未来の科学技術を担う人材を育成するため、今後もSSHに対し、さまざまな支援を行っていきます。

<広報室>