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医学部附属病院がエイズ診療ネットワーク会議を開催

 平成22年2月12日(金)18時から、愛媛県立衛生環境研究所において医学部附属病院主催の「エイズ診療ネットワーク会議」を開催しました。

 本会議は、平成19年4月に本院が愛媛県からエイズ診療の中核拠点病院に指定されたことを受け、平成20年度から県の委託事業の一環として実施しているものです。会議には、県内でエイズ診療に携わる医師や保健師、医療ソーシャルワーカー、薬剤師のほか、保健所等の行政機関関係者ら30人以上が参加しました。
 会議では、本院総合臨床研修センターの高田清式教授の司会・進行のもと、初めに愛媛県保健福祉部健康衛生局健康増進課の栗原美香専門員から、「HIV/AIDSの届出状況等報告〜感染発生動向調査から〜」と題して、県内の届出患者数や感染経路を中心に報告がありました。
 続いて、本院薬剤部の井門敬子薬剤管理指導室長が、「第23回日本エイズ学会学術集会・総会に参加して」と題して、特に地方におけるHIV診療体制の現状や課題等について報告をしました。
 また、会議後には、国立国際医療センターの菊池嘉医師を講師に、特別セミナーを行いました。

 いずれの演者も、近年、HIV感染者は、愛媛県でも、また全国的にも増加傾向にあり、もはや都会や外国特有の問題ではないことを強調していました。また、予防、感染の発見、感染後の拡大防止と3段階で医療機関、行政、NPO等が連携してネットワークを築いていくことの重要性を確認しました。

会議の様子