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医学部公衆衛生学分野などが「東温スタディ」を実施

医学部公衆衛生学、糖尿病内科、老年医学分野は、昨年度に引き続き、市民向け健康診断「東温スタディ」を、東温市川内健康センターで開催しています。

 平成22年7月5日(月)〜11月8日(月)までの実施期間に全12回、あらかじめ参加申し込みのあった人の中から約800人を対象に健診を実施します。(募集は5月末に終了)
 「東温スタディ」は、国の研究助成事業による疫学研究の一環として、昨年度から3年間の計画で実施しています。ここでの検査項目は、ブドウ糖負荷試験、インスリン分泌検査、頸動脈エコーなどのメタボ・糖尿病に関するもの、栄養バランス調査、血液検査、内臓脂肪検査などから栄養摂取の検査や運動量の検査などを行います。さらに、「東温スタディ」に特化しているものとして、睡眠時無呼吸検査など睡眠実態の検査と、ゲノム検査(同意してくださった方だけ)があります。これまでに、「太った人だけが睡眠時無呼吸症候群になるのではない」「睡眠時無呼吸症候群の人は、将来、糖尿病になる可能性が高い」ということなどが、分かってきました。また、ゲノムの研究からは、病気と遺伝子の関係について、次々と新しいことが分かりつつあります。
 被検者として受診した高須賀功東温市長は、「今までは、健康には全く気を使っていませんでしたが、これを機会に改めたいです。」とおっしゃっていました。また、東温市が住みやすい街として高い評価を得ている点について、「愛媛大学医学部の存在が大きいです。」と感謝しておられました。
 公衆衛生学分野では、計画最終年にあたる来年度には、昨年度分、本年度分と合わせて、最終的に2000人の健診を行う予定です。

<医学部>