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医学部附属病院などが災害ボランティアフォローアップ研修を開催

平成21年8月22日(土)、医学部附属病院医療サービス推進委員会と東温市社会福祉課は、東温市災害ボランティアを対象に、災害ボランティアフォローアップ研修を、附属病院外来ホールにおいて開催しました。

 この研修は、昨年度から始まった災害ボランティア研修修了者を対象に、災害ボランティアとしての活動時に活かせるように、前年度の学びを復習し、また、参加者同士の交流を図ることを目的に開催したものです。

 研修は、東温市役所代表と看護部長の開会の挨拶に続き、最初の項目として、糖尿病内科西田亙助教、循環器内科大木元明義助教の指導で、災害を想定した研修を講義と演習で行いました。

 実演では「糖尿病患者がインスリンを注射した直後に地震が発生し、糖分の摂取をしていないために低血糖になっている」「心疾患を持った人が薬を飲んだ直後に地震が起こり、症状の出現とともに動けなくなった」など、災害時に起こりそうな場面を想定し、研修生を交えて演習を進めました。研修生は、このような場面で、血糖値を測定する介助や糖分補給、血圧測定など患者に必要な援助をしながら通報する訓練を行いました。

 続いて、広域災害時における病院での対応として、救急部相引眞幸教授ら DMATチームによるトリアージを見学しました。チームは、トリアージの目的と方法を模擬患者を使って実演しましたが、研修生からは、「実際に見せてもらって、トリアージをどうやってやるのかよくわかった」と声があがっていました。