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早坂暁氏をお招きして講演会・映画上映会を開催

 愛媛大学開学60周年を記念して、平成21年11月25日(水)、持田キャンパスの教育学部附属中学校講堂(旧制松山高等学校講堂)「章光堂」において、作家・早坂暁氏をお招きして、講演会・映画上映会を開催しました。

 この催しは、61年前(昭和23年)の秋、松山高等学校の最後の記念祭で早坂氏ら29回生理科1組全員が章光堂で上演した演劇『理髪師チッタアライン』に焦点を当て、講演と映画によって、当時の松山高等学校と松高生の風情や愛媛大学発足時の雰囲気を一般市民の方々に知っていただくために企画したもので、松山高等学校卒業生と一般市民の方、約300人が参加しました。

 講演会・映画上映会の開催にあたり、柳澤康信学長は挨拶の中で、参加していただいた多くの皆さまに感謝するとともに、これからも「地域にあって輝く大学」の実現をめざしてさまざまな取り組みを行いたい、と述べました。

 早坂氏は、「旧制松山高校 最後の日々」と題して講演をされ、敗戦によってそれまでのドイツ式の学制からアメリカ式の学制に変わったことに戸惑いながらも最後の旧制高校学校卒業生として過ごした3年間の生活、そこで体験した演劇の面白さ、そして新制愛媛大学の誕生に関するエピソードを、ユーモアを交えて語られました。

 講演の後、教育学研究科の澤原行正さんによる松山高等学校校歌及び寮歌の独唱、松高卒業生による寮歌の合唱、松高生の青春群像を描いた山田洋次監督の映画『ダウンタウンヒーローズ』(早坂氏原作)の上映、早坂氏を交えた松高卒業生へのインタビューを行い、4時間余にわたる催しが終了しました。

<附属学校園>