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平成28年度「愛媛大学公開講座in今治市」を開催しました【3月4日(土)】

 平成29年3月4日(土)、今治地域地場産業振興センターで、平成28年度「愛媛大学公開講座in今治市」を開催し、教育委員会関係者をはじめ、市民、今治市の職員、本学の教職員・学生ら約60人が参加しました。

 本学では、地(知)の拠点整備事業(COC事業)として「地域の再生を担う実践的人材の育成」を目的に、学生から社会人まで地域の方すべてを対象に公開講座を開催しています。

 今回は、「古代からみる村上水軍-文化資源としての価値と保存・活用-」をテーマに、東アジア古代鉄文化研究センターの村上恭通センター長が「要衝・今治の成立過程について-原始・古代を中心に-」と題して講演しました。村上センター長は、原始・古代に瀬戸内海の交差点であった今治市の塩業や製鉄などの要衝となる過程について話しました。また、今治市村上水軍博物館の田中謙学芸員が「要衝・今治の発展過程について-中世・村上海賊を中心に-」と題して、海上交通の要衝である今治を拠点に村上海賊が台頭する過程を話されました。



 続いて行われたパネルディスカッションでは、村上センター長、田中学芸員、今治市産業部観光課の武田正徳課長らが、来島城、甘崎城や平野部の国分山城の発掘や造船関係の遺跡が見つかれば海事都市と村上海賊が直結し、村上海賊の新ストーリーが生まれる可能性があることを指摘しました。



 また、公開講座に併せて学生等14人が村上水軍博物館の見学と潮流体験を行い、村上水軍の要衝である能島城跡を船上から見学しました。

<社会連携課>