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大学院理工学研究科環境機能科学専攻の内藤俊雄教授が第24回「源内大賞」を受賞しました【3月25日(土)】

 大学院理工学研究科の内藤俊雄教授が、「光照射による簡便で正確な伝導性と磁性の制御法開拓」の研究で「源内大賞」を受賞し、平成29年3月25日(土)、平賀源内の故郷香川県さぬき市にある平賀源内記念館で行われた授賞式で、賞状と副賞が授与されました。
  この賞は、平賀源内の偉業をたたえて設立された公益財団法人エレキテル尾崎財団が、電気・通信技術等の研究分野で先導的・開拓的な研究業績を挙げた者を毎年1名選考し、授与するものです。
 本研究では、本来磁性も伝導性も示さない有機物等の物質に光を当てるだけで、瞬時に伝導性・磁性を示す物質を開発しました。伝導性の機能は、電気製品のほか、パソコンや携帯電話などの通信や情報処理に使われており、一方、磁性は磁石のような機能で、情報処理において記憶素子(メモリー)として使われています。
 研究により開拓した機能は、将来の半導体材料として期待される有機物や金属錯体といわれる物質群への付与をはじめ、素子への加工や電気・光・磁気エネルギーの相互変換など、様々な応用が期待されます。

「源内大賞」とは

 公益財団法人エレキテル尾崎財団は、平賀源内の偉業をたたえて1993年(平成5年)に設立され、以降四半世紀にわたり発明工夫の思想の啓蒙に努め、基礎から応用にわたる幅広い研究に関する助成や褒章の授与を行っています。専門の選考委員会が毎年選考する「源内賞」は、「源内大賞」、「源内賞」、「源内奨励賞」に分類され、それぞれ厳しい審査の結果、該当者がいないと判断された場合は見送られます。第24回を迎えた今年度は、「源内大賞」1名、「源内奨励賞」3名が選ばれました。なお源内大賞が選ばれたのは、3年ぶりです。

<理学部>