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愛媛大学附属高等学校で創立記念日・記念講演会を開催しました【4月13日(木)】

 

講演される宮内氏の写真です

講演される宮内氏

愛媛大学附属高校では、毎年4月の創立記念日にあわせて、全校生徒を対象とした記念講演会を実施しています。今年度は、平成22年に本校を卒業された宮内晃氏を講師としてお迎えし、「25歳、ゆとりの私」というテーマで講演会を実施しました。

 はじめに、浅井英典校長より式辞がありました。続いて、彦田順也副校長から宮内氏のプロフィールや講演会の主旨について説明があり、宮内氏の講演が始まりました。

 宮内氏は、祖母の出身地であり、過疎化がすすむ西予市野村町を守るため、大規模農業経営を行い農業分野に貢献したい、農業を守る1人になりたいという夢を語りました。そのきっかけとなったのは、大学在学中に応募した、国際農業者交流協会の事業でのアメリカ18ヶ月の研修経験(語学2ヶ月・農業14ヶ月・大学2ヶ月)であり、そのことについても語りました。研修先の農場では、収穫だけでなく、収穫物の加工・輸出まで行われており、最初は加工を行う工場に配属されたこと、ただ加工工場では単純作業の繰り返しだったため、「広大な大地で農業の経験をしたい」と上司に直談判し約1200人が働く農場に配属されたこと、農場では日本人1人だけで人種差別を受け全く相手にされず、まずは友好関係を築きたくて一生懸命に仕事に取り組んだこと、それだけでは不十分だと仕事が終わった後、お酒を買っていってみんなで飲もうと誘い、これが2~3日続いたらみんなと友だちになれたこと、友好関係を築けると農業についても色々と教えてもらえ、機械の運転もさせてもらえる等多くの経験ができたこと、がんばりが認められて自身がスーパーバイザーとなり日本への輸出品について任されたこと等、写真や動画を交えながら語りました。 

映像を交えた講演の写真です

映像を交えた講演

 宮内氏は、「自分は何となく農業に携わりたいと思っていましたが、大学4年生になるまで真剣に自分の“夢”について考えられていませんでした。みなさんには、高校生の間に、しっかりと勉強をして自分を見つめ直してほしい。そして今のうちから夢になれることを何か1つ探してほしい。失敗もすると思うけれど、夢を見つけたら失敗を恐れずに1つの夢に立ち向かってほしい。そして何よりも笑顔で毎日を過ごしてほしい。」とメッセージを送りました。