お知らせ

第45回ヘルスアカデミーを開催しました【3月6日(日)】
 平成28年3月6日(日)、いよてつ髙島屋9階ローズホールにて、第45回ヘルスアカデミー「手術で治す心臓・血管・肺の病気−新生児から超高齢者まで−」を開催しました。

 ヘルスアカデミーは、関心の高いテーマや身近な疾患などを取り上げ、定期的に開催している市民公開講座です。今回は、生命の基本となる心臓・血管・肺の外科手術について、最新の技術や治療法を、本学の外科医が説明しました。
 まず、医学部心臓血管・呼吸器外科学の泉谷裕則教授から開会の挨拶があり、続いて4人の講師による講演が行われました。
 第一部では、同講座の佐野由文准教授が、肺がんの手術の方法や治療法及び手術支援ロボット「ダヴィンチ」手術について説明しました。続いて、本学基盤・ 実践看護学の八杉巧教授が、動脈瘤と静脈瘤の違いや手術方法など写真やアニメーションを交えながら解説しました。その後、附属病院心臓血管・呼吸器外科の 打田俊司准教授が、先天性(子供)の心臓の成り立ちや、心臓移植の難しさなどを話しました。最後に、泉谷教授が、心臓で起こる様々な病気、心臓移植の現状 と厳しさ、移植を受けるために行う「補助人工心臓手術」など動画を交えながら詳しく説明しました。
 第二部では、講演者4人が参加者からの質問・疑問に答えるQ&Aコーナーを設けました。「心疾患者の入浴について」「臓器提供に伴う年齢制限について」 「肺がんの治療で抗がん剤の使用について」など様々な質問があり、回答を熱心にメモする参加者の姿も見られ、関心の高さが伺えました。日本人の死因の上位 となる「心臓・血管・肺」がテーマということで、会場にはたくさんの参加者がありました。
 本学は、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げ、市民公開講座を開催していきます。