平成19年12月8日(土)愛媛大学農学部において、第2回食育シンポジウムin愛媛大学「愛媛の食と健康を考える」を開催しました。
昨今、食育の重要性が認められ、様々な取り組みが行われています。本学農学部では、後学期より「愛媛大学食育士」養成プログラムを立ち上げ、食育士の養成を始めました。
今回のシンポジウムは、愛媛県医師会、愛媛県歯科医師会、愛媛県栄養士会の後援をいただき、農学部と南予振興塾が主催して開催しました。
当日、会場には一般、学生、教職員など約50人が集まりました。
はじめに、泉英二農学部長が開会の挨拶を行い、引き続いて愛媛県栄養士会会長で松山東雲大学教授の逸見幾代氏が「あなた自身の食と健康、自信がありますか?」と題して講演を行いました。最近騒がれているメタボリックシンドロームの基準を示した上で、検診などで自分の身体を知り、具体的な項目をチェックしてセルフコントロールしてくださいと話されました。
続いて愛媛大学医学部教授の檜垣實男氏が「おなかの周り気になりませんか 〜メタボリックシンドロームの予防と治療〜」と題して講演を行い、専門である「高血圧」から動脈硬化の予防と治療、その原因などについて、人類の誕生にまで遡って楽しくお話しいただきました。
続いて愛媛県保健福祉部健康衛生局健康増進課係長の植田真知氏が「愛媛県食育推進計画の概要について」と題して講演を行い、食育推進計画の理念、重点目標、基本方針や愛媛県の食育の現状についてお話しいただきました。
最後に愛媛大学農学部講師の垣原登志子氏が「愛媛大学食育士の取り組みについて」と題して講演を行った後、愛媛大学農学部教授植田博史氏をコーディネーターに、講演者をパネラーとしてパネルディスカッションを行いました。会場に集まったみなさんは、大学、医学、行政などいろいろな立場からの食育情報に熱心に聞き入っていました。
広報室