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お知らせ

国際交流センター第6回フォーラム開催

国際交流センタ−においては、平成19年度財団法人中島記念国際交流財団助成による留学生地域交流事業に「地域とともに学ぶ『えひめ・異文化・企業』−共生ネットワ−ク化推進事業−」が採択され、留学生の日本文化理解、地域交流、企業の協力の下に行うキャリア教育を通して、共生ネットワ−ク化の促進を目指しています。その集大成として平成20年1月23日(水)13:30から(財)中島記念国際交流財団助成事業 愛媛大学国際交流センタ−第6回フォ−ラム「ホームステイ事業をふりかえって−交流で生まれた<絆>をどう育てるか−」を開催しました。

 弓削俊洋国際交流センター長による開会挨拶の後、名古屋大学留学生センタ−教授 松浦まち子氏より「異文化理解を促進する国際交流〜名古屋大学の地球家族プログラムから〜」と題した基調講演が行われ、これまでの経験を生かした留学生相談業務とともに「名古屋大学における地球家族プログラム」が紹介されました。
 パネルディスカッションにおいては、高橋志野国際交流センター講師がこれまでの愛媛大学におけるホ−ムステイ事業の概要を説明し、吉田町国際交流協会 清家恭子氏、ホストファミリ−を代表して河端幸枝氏、宇井威雄氏、企業からは渦潮電機株式会社人事総務部総務課 溝口良明氏、留学生のバラハ アタウダゲダラ カマル氏、アヴァ カトリ氏によるホ−ムステイや企業見学会、ホ−ムステイ事業のアレンジ、コ−ディネ−トについて紹介がありました。その後、松浦氏を座長として意見交換が行われ、特に、ホストファミリ−とともに行った企業見学会(ベルグア−ス、渦潮電機株式会社)は全国の先駆けともいえるとの評価をいただきました。
 そして、それぞれの立場でのおもてなしの気持ちが心と心の結びつきを深め、新たな関係から次のおもてなしの心が生まれるというお接待の連鎖というべきものが芽生え、そして育まれていることが実感でき、「地域とともに歩む」というその道筋が見えてきたと言えます。

 最後に、大上博基副センタ−長より自身の国際交流経験の紹介とともに感謝の意を表し、閉会しました。
 先日の積雪による影響があったにも関わらず愛媛県内各地より約60人の参加者を得て、留学生、学生、ホストファミリ−、企業、自治体関係者、国際交流団体、教職員等それぞれの立場で活発な議論を行い、新しいネットワ−クの構築と情報発信とともにキャリア教育の基礎作りとして新たな一歩を踏み出し、心温まる一日となりました。
この場をお借りして、この事業に助成いただきました財団法人中島記念国際交流財団、お世話いただいた日本学生支援機構各位に感謝申し上げます。

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